拝郷メイコさんの企画ライブ“色色”の第一回目が下北沢440で行われました。 共演者との2マン形式のライブで、第一回目の共演者は伊藤サチコさん。 チケットはSOLD OUTとなっています。
 まずは拝郷さんが登場、“色色”について説明します。色々楽しみたい、試して みたいとか、色味、色気を持っている人たちと共演したい、という意味合いがある そうです。すぐに伊藤サチコさんを呼び込みます。

○伊藤サチコ
  アップライトピアノへ。
 1. 終わって始まる
 2. 宿題
 MC
 3. ダラダラ日和
 MC さっそく拝郷メイコさんを呼び込みます。タンバリンで内田としおさんも参加。
    伊藤サチコさんと拝郷メイコさんの共演としては、名古屋でそれぞれがメイン
    となる日のライブがあり、お互いにゲストとして呼び合う2daysライブがあった
    (2005/05/04 伊藤サチコ、2005/05/05 拝郷メイコ、両日とも名古屋パラダイス
    カフェ21)。そもそもの出会いはサチコさんがTear Dropとしてライブをしたとき
    (YAMAHA Teens Music Festival)メイコさんも出演していたのがきっかけ。
 4. このままではダメになる
 MC 内田さんはここまで。楽屋にて二人で鏡を見ながら「大人になったね」と話して
    いたりした。同じ事務所だったこともあり、共通の友人の結婚式で唄った曲を。
    そのときサチコさんは挨拶もままならないくらい号泣だったそうで。
 5. カレンダー
 MC メイコさんはいったん下がります。メイコさんの曲の中で一番好きなものを。
 6. トマトスープ(拝郷メイコ)
 7. ハチミツ
 8. 赤い魚
 MC ライブ告知。
 9. 僕は変わった
  全体的に声ののりは良く、完成度の高いライブでした。メイコさんよりもしっかり
  している印象です。「だらだら日和」は少し重たく感じられたので演奏のオクターブ
  を上げたい気がします。「カレンダー」ではメイコさんがギターのチューニングを
  間違えていて(6弦が半音下げになっていた)、さすがに一度止めて唄いなおして
  いました。「僕は変わった」はもう少し唄いこみたいところ。ドラムなどリズムが
  欲しい気がします。サチコさんは全編アップライトピアノをつかっていて、安定感が
  あり聴き応えのある内容でした。特に「トマトスープ」はメイコさんとは一味違う
  味わいでしたが、しっかり自分のものして唄っていて、声の良さがうまく活かされて
  いたと思います。まるでこれまでずっと唄っていた曲のようでした。とても楽しそう
  に唄って自然な笑顔があふれ出ていました。

○拝郷メイコ
  Key,Bs,Gtのサポート。
 1. エソラジ
    やわらかく唄い始めます。
 2. 虫歯
    吸い込まれるような透明感のある唄です。
 MC サチコさんのステージでミスをしてしまったことについて。「お詫びに隣の
    コンビニで何でもおごる。あられちゃんの20万円くらいするDVDセットとか
    無いと願って。」
 3. 夕立
 MC ここでサポートは下がります。入れ替わりでサチコさんを呼び込みます。最近
    メイコさんに甥ができたという話から、サチコさんは家庭的という話題に。
    コンビニのサラダを皿に移してトマトを添えてくれた、というのがメイコさんの
    家庭的という判断だったようで、サチコさんは本気で恥ずかしがっていました。
 4. ソイトゲヨウ
 MC サチコさんはここまで。再びサポートメンバーが入ります。
 5. 万華鏡(伊藤サチコ)
    曲の最後にサポートメンバーを紹介。桜田ひろたかさん(Key)、内田としおさん
    (Gt)、かわせひできさん(Bs)。
 MC ライブ告知。夏の時期、夕日が沈んでからしばらくの紺色の空の時間帯が苦手
    だった。
 6. いちりん
 7. 海月
 MC
 8. セカイ

アンコール。
 MC メイコさんが登場。すぐにサチコさんを呼び込みます。
    メイコさんは実は私服でのステージだった。ワンピースの衣装にトイレで着替え
    ようとして、便器に落として濡らしてしまったというのが理由だとか。
E1. ラララカラー
    このイベントのためにメイコさんが書き下ろした曲とのこと。後半はお客さんに
    コーラス部分を唄わせます。まるで長谷川都さんのイベントみたい。

 全体的にいつもながらのしっかりした内容だったと思います。アップテンポな曲は やはりもう少しスピード感が欲しいところ。本人の企画ということともあってか、 唄うだけでなく“色色”とやることがあったと思われ、突出して何かが良かったと いうよりも、全体最適になっていたように感じます。圧巻だったのは「ソイトゲヨウ」 でした。サチコさんの声とうまく溶け合うような美しさがあり、二人の深いところでの つながりのようなものを感じました。
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copyright かみと,2007