行きたくないと思ったイベントには行くべきではないのかもしれません。 イベンターもハコも予想される客も嫌いにもかかわらず、お茶の水KAKADOへ。 目当ては小林未郁さんの参加する鎌倉組ということにしていますが、鎌倉組は所詮 小林未郁さんの亜種あるいはフェークでしかないと思っているので、それほど 期待しているわけではありません。久しぶりの岡田淳さんとか、何度もニアミス しているはるのまいさんあたりが、本当の目当てだったりします。

○はるのまい
  GtVo。
 1. Sky letter
 2. START LINE
 3. my dream
 4. 星に願いを
 5. memory
  キーはやや低めで鼻にかかった声。ファルセットを多用していますが、それほど
  強いわけではないので、ちょっと損している気がします。A♭あたりの声の響きは
  良かったと思います。4月18日に22歳になった若い人ですが、ここにもまたCDの
  売り上げ枚数を気にしたり、夢は武道館とかいう人がいたことに、思わず苦笑して
  しまいました。

○笛田さおり
 1. 山手ワンシーン
 2. スカートめくり
 3. 失格
 4. 東京宇宙
 5. あなた百景
  アップライトピアノのセッティング上、ほとんど後ろ向きで唄っていました。
  鼻にかかった声でベタッとした唄い方をしていました。以前聴いたときは
  「スカートめくり」など歌詞にインパクトを感じたのですが、唄い方のためか
  全体的にやんわりとしていました。

○Origelica
 1. “憧れ抱くとき…”
 2. “じゃあね別れは急に…”
 3. ふたり
 4. いつも
 5. 星影
 6. 青空
  全曲オケ。いわゆるタレント系で、ぎりぎりでイタイ路線に入っている気がします。
  自分はさびしがりだということを何度も話していましたが、ちやほやされたいから
  唄っているのかと思ってしまいます。まぁ、そうなのでしょうけど。

○Capock
  Bs,Vo(女),Perc(女),Gt。まともにライブハウスで聴くのは初めて。
 1. 素敵なストーリー
 2. 時はめぐる
 3. 暁
 4. あすなろ
 5. 水玉のアンブレラ
  ボーカルのキーはやや高めでポップな印象でした。アコースティックバージョン
  ということもあるかもしれませんが、自然な雰囲気が出ていて印象は良かったです。
  4曲目は特に爽快感があって良かったと思います。

○岡田淳
 1. くじらの水しぶき
 2. 未知の数
 3. ひなたぼっこ
 4. 遠い約束
 5. 深い森
 6. 空と海溶け合う場所
 7. 朱色
  あまり力まずに唄っていた「ひなたぼっこ」が良かったと思います。力を入れて
  唄うと結構きつめの声になってしまうので、柔らかい感じで唄うほうがずっと良い
  気がします。声の系統は神子雅さんなのだという印象を改めて持ちました。

○鎌倉組
  Vcが増えて4人になっていました。小林未郁さんをメインとしたバンド。
 1. 雫語り
 2. 鴉ノ月影
 3. 中庭の獏
 4. カタマリ
 5. かくれんぼ
 6. カラクリ遊園地
 7. てんてつき
 8. 使い捨て
  5曲目ではCapockのようこさんがジャンベで参加していました。お客さん参加型と
  いうことですが、予想通りひどい感じになっていました。未郁さんのもつ楽曲の
  繊細さなどもぶち壊しになってしまっているのですが、パロディとしてとらえる
  べきなのでしょうね。お客さんが全曲に参加したらどう思うのだろう、とか
  考えてしまいますが、そのときはお客さんにもギャラ払ってほしいものです。
  渋谷青い部屋のライブで出演時間が1時間押したとき、未郁さんは関係者に文句を
  言っていましたが、今回の33分は許容範囲のようです。

 これまで、お茶の水KAKADOに行って満足したことはなく、確実に不愉快な思いを 抱いて帰るというのも、ある意味すごいものです。集まっている客もひどく、 撮影したいやつらばっかり。これなら当て振り口パクでも良いかも。
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copyright かみと,2008