大石由梨香さん企画のライブ“Service”が南青山マンダラで行なわれ、拝郷メイコ さんが出演しました。私の知る限り、この二人は2004年に表参道FABで3回共演して います。それぞれサポート無しで二人だけのライブ。

まずは二人で登場。
 1. 瞬間
    作曲が大石さん、作詞が拝郷さんの共作。

ここからは拝郷さんのステージ。
 2. 君恋唄
 3. エソラジ
    お客さんの手拍子がありましたが、一部にずれている人がいてやりにくそう。
    中盤で意識的にテンポを変えて、手拍子をフェードアウトさせていました。
 4. よるのなか
    なんとなく音程が低く感じます。
 5. 虫歯
    この曲から大石さんがサポートで入ります。大石さん風に大幅にアレンジを変え、
    後半はスイングになっていました。拝郷さんの演奏なし。
 6. 蒼い花
    イントロ部分などCDに近いイメージとなった、ピアノのみの伴奏。
    ブレスの位置がちょっと気になります。
 7. 吉日
    大石さんも唄っていますが、一番大石さんらしくない曲を選曲したとのこと。
    大石さんのサポートはここまで。
 8. 東京タワー
 9. 悲しみcloset
10. 海月
11. せかい

ここで休憩。以降は大石さんのステージ。
 1. “黒猫とムーンライト…”
 2. “風になびいた君の髪…”
 3. 覚めない夢
    高校生の頃に作った曲とのこと。
 4. My Life
 5. Love Mathematics
 6. “二人揺れていたいの…”
 7. “ブラックチェリー…”
 8. “夜明けに見た…”
 9. Little Avenue(?)
10. 東京タワー

アンコールは二人で唄います。
E1. Night in game(?)(大石由梨香)

 時間配分的には、拝郷さん+大石さんの前半が1時間半、後半の大石さんのみが1時間 といったところ。思ったよりも拝郷さんのステージが長めでした。
 拝郷さんは深いイメージで、大石さんは広いイメージ。大石さんは基礎がしっかり していることもあり、拝郷さんに合わせることは難なくできるオールマイティな 印象です。一方の拝郷さんは自分の世界オンリーというところがあって、最後には 拝郷さんの世界に染まってしまう感じです。「蒼い花」は特に優れた内容でした。 「虫歯」と「蒼い花」だけでも十分この日のライブの価値はあったと思います。 大石さんにとっても、たとえば手拍子を入れることがなかったそうで、新鮮なライブ だったと言えるかもしれません。以前よりもっと唄い方が強くなっている気が しました。また鍵盤のタッチもやや荒っぽい。ふたりともサバサバとした性格なので、 男同士の友情みたいなイメージがあります。大石さんは拝郷さんに「チューまで なら許す」というようなことを言ったらしいですが、拝郷さんはさすがに照れて しまったようで、あっけらかんとしているのは大石さんの方が上かもしれません。
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copyright かみと,2008