○しの
  女性ボーカル。サポートでPf,Gt。
 1. 種
 2. 体温
 3. 光の輪
 4. スープ
 5. キャスターマイルド
  ちゃんとしたライブは初めてとか、一切経験がない中から音楽活動を始めて1年半
  とか、家族や友達にも唄っていることを伝えていないとか話していました。
  その言葉通り経験不足は否めなく、サポートのメンバーを見て唄うか、うつむいた
  まま唄うか、といった姿勢で自信のなさが表れていました。パティシエの勉強も
  している(今も継続しているのかは不明)とのことですが、どうしてもこれでなければ
  ならない、というような強い意志が感じられず、なんとなく中途半端で辞めることを
  繰り返してきているような背景が見えてしまいます。素直で子供っぽい唄い方は
  見た雰囲気に合っていましたが、音程が取れていないところも多く、前途多難という
  印象です。最後の曲はPfのサポートが抜けて、PfVoとGtでした。

○Petit Poisson
  Pf,Voの女性二人。
 1. You...
 2. chat time
 3. solitude
 4. STARS(中島美嘉)
 5. Interval
 6. Present
  ピアノの演奏は全体的に安定していました。全体的に若干フォルテ気味では
  ありましたが。ボーカルは発声からもう少し鍛えたほうが良さそうで、表面的な
  唄い方になっていました。いろいろとフェイクを入れたりしようとしているのは
  わかるのですが、リズムへの乗り方がいまひとつで、すごくぎこちなく感じて
  しまいます。一番良くないのは手で音程やリズムを取るようにせわしなく動かして
  唄っているところ。歌詞とリンクしている振り付けではありません。音程で上下し、
  アクセント部分は刺すような手の動きでしたが、とても悪い癖で見苦しいです。

○White_Classical_Band
 1. 好きな人ができました
 2. Free Pocket
 3. もういいかい
 4. 愛燦燦(美空ひばり)
 5. いつかまた
 6. いないいないばぁ
  前半はやや走り気味。時間がないのかと思ってしまいました。今回はやけにMCが
  盛り上がっていて、場の雰囲気も和んだ「いないいないばぁ」が、二人のバランスも
  よく、完成度の高いものだったと思います。全体的にリバーブが薄めだったのは
  生声を活かすためだったのかもしれませんが、会場の大きさを考えると先日の
  埼玉でのライブのように、PA無しという選択肢もあった気がします。3曲目と
  4曲目の中盤まではトイピアノを使っていました。これこそボーカルは生声でも
  良かったかも。

かみと,2008