米倉千尋さんの企画ライブが渋谷O-EASTで行われました。11月24日のライブで 千尋さんのマネージャーに「早くしないとチケットがなくなる」と言われ、 勢いでチケットを取ったものの、こういう企画のライブは大抵つまらないので、 多少躊躇していたところはあります。このタイプのイベントは、レコード会社や 事務所の絡みだったり、プライベートで仲のよいだけの人だったり、いずれにしても 今回は看板が米倉千尋さんだったという程度で、ごちゃ混ぜイベントになるのは 目に見えています。その後、チケットはソールドアウトになり、ますます気持ちは 萎えていた上に、開演時刻から1時間ほど過ぎていましたが、行ってみました。
 中から千尋さんの声が聞こえるドアを開けたところ、目の前には人の壁が ありました。きっとステージ向かって右奥の方は余裕があると思うのですが、 人の壁をすり抜ける余裕すらありません。スタッフは「入って右のほうに進んで ください」と話していましたが、まず入ることが無理という事実を認識して いませんでした。関係者通路(ステージから見て2階部分)を通って、比較的空いている と思われる右奥の方に抜けさせて欲しいと、よっぽど言いたかったところですが、 漏れ聴こえてくるステージの唄や客席の声を聞いているうちに、中に入っても…と 思い始めました。ドアを開けて人の壁を再確認しつつ、話している千尋さんを1秒程度 見て(トナカイのかぶり物に見えた)、結局入り口のところで人が減るのを待とうかと 考えました。しかしこの日のイベントは出演がきっちり分かれているわけではなく、 明確な転換がないこともあって、お客さんが出てくる気配は一切ありません。 何をしているのかさっぱりわからなくなってきたので、代替案だった別のライブハウス へ移動することにしました。ということで、ドリンクチケットも交換できず(ドリンク カウンターまで行けない)、4800円+500円を1秒程度に費やしました。
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copyright かみと,2008