安次嶺奈菜子さんのライブを高田馬場天窓.comfortで見てきました。

○服田祐生子
  はったゆうこさん。PfVoで初ライブになるとのこと。
 1. Breath of winter
 2. 君といた夏
 3. 君がいたから
 4. “最後まで…”
 5. コンプレクシティ
 6. 桜アゲイン
  タレント活動をされていたのでしょうか、関係者や友人らで盛況な中でのライブ
  でした。2,3曲目を除きオケ使用、5曲目は演奏なしでした。少し鼻にかかった声で
  音域はあまり広くない印象です。声が震えているのは緊張のせいかもしれませんが、
  声量があるわけでもないためコントロールできていないだけとも思われます。
  声質など中山美穂さんのような雰囲気がありました。最後の曲では11月に亡くなった
  祖父を思って唄うとの説明があり、「(感極まって)唄えなくなるかも」と言っていた
  通りに途中で声を詰まらせていました。

○中山由依
 1. 花の海
 2. 東京
 3. In the small aquarium
 4. ビビディバビディブー
 5. 傘はうまくたためない
 6. blue
 7. アンダンテ
  徳島出身の20歳、早稲田大学2年だそうです。鼻に引っ掛けるというか、鼻に抜く
  ような唄い方で、声のアタックが弱めで声質は柔らかいものでした。若干ハスキー
  です。4曲目はコード進行が良い感じでした。6曲目は楽曲としての完成度が高いと
  思います。全体的にボーカルの印象が薄くなりがちなので、もう少しビブラートを
  かけるなど、声が活きてくる唄い方にしてみると良いかも。

○安次嶺奈菜子
 1. Blue
 2. アイシテルなんていえないけど
 3. Kiss me
 4. tears
 5. Feel
 6. Sa Clap!!
  若干Jazzyな要素が強くなった1曲目以外は比較的なじみの薄い曲ばかりでした。
  演奏の仕方として無音部分を多く使っているように思うのですが、全体的な曲の
  流れがきっちりしていないところも感じられて、時にたどたどしく聴こえてしまう
  感じがありました。基礎部分が揺らいでいると、特別なフレーズだけしか弾けない
  のではないかと思ってしまいます。唄に関しては中音域が良く出ていました。
  高音域はまだまだ不安な印象が残ります。

○空
  Pf,Voの女性2人。
 1. “汚い街の星空がきれいなように…”
 2. 風化風葬
 3. 子守唄
 4. グリーングリーン(カバー)
 5. りんごの空
 6. ゆらぎの中で
  キーは中くらい。活動して10年くらいになるそうです。ストレートな唄い方ですが
  多少ダラッとした印象もありました。下北沢mona recordsあたりでありがちな
  ボーカルという気がします。それぞれの曲に対する思想の強さを意識したMCだった
  と思います。


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copyright かみと,2009