福井静さんの出演するライブを鹿児島日置東市来文化交流センターで見てきました。 昨年1年間は静さんのライブを見ていなかったので、かなり久しぶりです。 鹿児島中央駅から鹿児島本線で串木野方面の東市来駅へ、さらに東市来駅から徒歩15分 程のところにある施設で、会場は約600席の こけけホール でした。電車の時間が 都合よく、すっかり春の陽気の中、開場時間ちょっと前に会場へ到着。30人くらいの 人が開場を待っていました。
 帰りの時間の心配もあるため、とりあえず開演前に福井静さんのCDを購入しておく ことにしましたが、静さんのお母さんがCD販売されていました。相当久しぶりですが 憶えていてくださったようで、「ライブが終わったらサインさせますので」とのこと。 17時には会場を出なければいけないため、大まかな終演時間を尋ねたところ、どうも 16時半頃になりそうな様子。それなら大丈夫そうだと思っていましたが、わざわざ 楽屋にいる静さんを呼んできてくださいました。ステージ衣装で颯爽と歩いてくる 様子は、久しぶりだったからかもしれませんが一回り成長した感があり、風格のような ものが出ていました。結果的に呼び出す形になってしまい、そういうつもりでは なかったので、開演前の集中力を欠いてしまったのではないかと恐縮しつつ、 せっかくのお母さんの厚意に感謝してサインをいただきました。
 開演は14:07頃。

○瑠璃色
  Gt,Vo(女)のユニット、サポートでPerc,Keyでした。
 1. ネバーランド
 2. 瑠璃色
 3. デジャヴのように
 4. 海を見てる
 5. 情熱
 6. 心の色
  ボサ系のBGM的な音楽が中心でした。後半になって曲調が若干歌謡的になって
  いましたが、全体的には穏やかな印象を受ける音楽です。「情熱」などが
  印象的でした。

今回のイベントは「雛Live 1st@こけけ〜Women's voice is the leading part〜」と いうタイトルですが、イラストレーターのchinatsuさんが、出演者や楽曲のイメージに 合ったイラストを作成していて、ステージ後ろにプロジェクタで映し出されています。 司会の女性が登場し、chinatsuさんを呼び込んでトーク。県内はもとより、国内や 海外でも活動されているとのことで、化粧品「化粧惑星」のイラストや、近日発売の 林真理子さんの本の表紙などを紹介しつつトークをしていました。

○福井静
  基本はグランドピアノによる弾き語り。
 1. エール
    パッと世界が広がるような唄い方でした。
 MC
 2. もしも
    抑え気味というか、やや浅い印象を受ける唄い方。
 3. サカナ
    静さんらしいメロディーラインが随所に出てくる、重みのある曲。「あなたに
    溺れるサカナ」というのは、ちょっと奇異な印象もあります。
 MC 久しぶりのグランドピアノで楽しみにしていたライブでもあり、緊張している
    けれど「一緒にリラックスしていきましょう。」
 4. 遠く向こう
    この曲もスケールの大きさが出る唄い方でした。
 MC
 5. 素顔
    この曲のみハンドマイクで、オケを使います。
 6. ホームタウン
    「ありますか」が「ありますか?」に聴こえるように唄って欲しいところ。
 MC
 7. 悲しみのメモリー
    ちょっと力が入っている感じでした。唄い込んでいるうちに力を付けてきたの
    かもしれませんが、この曲は弱さ、はかなさを表現してもよいと思います。
 MC
 8. ナチュラル
    伸びやかに唄っていました。
  全体を通してしっかり唄えていたと思います。3曲目など少しミスタッチは
  ありましたが、演奏も安定していました。声の出し方とか力の入れ方とか、
  国生さゆりさん(彼女も鹿児島の出身ですね)のような印象を受けます。曲によっては
  声を張り過ぎない方がよいものもあると思われます。

ここで10分ほどの休憩を挟みます。

○mono-folio
  Dr,Bs,Vo(女),Key(女),Gt。
 1. “What is love…”
 2. シール(?)
 3. 幸せの音
 4. “あの風のように…”
 5. “一人残された…”
 6. “瞬く星たちが…”
 7. ホームシック
 8. ???
 9. ???
10. 幸せのバトン
  音楽的には下北沢あたりで聴くタイプの雰囲気でした。ボーカルの声はやや太め。
  声の響きや唄い方など山崎ハコさんに近い感じがあります。最後に唄っていた
  「幸せのバトン」がほのぼのとした楽曲でよかったと思います。CMソングなどを
  手がけていて、県内外で活動しているようですが、ライブは久しぶりとのこと。

最後に出演者全員でセッション。
 1. Lovin' You(ミニーリパートン)
    後半に少し怪しいところはありましたが、全体的にうまくまとまっていました。
    静さんは上でハモる感じで唄っていました。

 終演は16:55頃で、会場にいられるタイムリミットぎりぎりでした。結果的に 開演前にCDを買っておいたのは正解だったようです。
 3組ともしっかりと唄いこんでいる印象があり、全体的に落ち着いたしっかりした 春らしいライブだったと思います。
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copyright かみと,2009