平野里沙さんの3回目のワンマンライブが大阪西天満LIVE HOUSE D'で行われました。 40席ほどの座席がありましたが、同じくらいの立ち見も出ていました。
 19:11頃開演。まずはCM(本人曰く)の映像 http://www.youtube.com/watch?v=RpESlx-3U2w が流れます。この日発売となるミニアルバム『奇跡の瞬間』のダイジェストを 収録した内容です。
 映像が終わるとドラムの音とともにステージの幕が開きます。 ドラムを叩いているのは…なんと里沙さん本人でした。散々「リズム感が悪い」と 言われていたことへ見返すつもりかと思うくらい、しっかり叩いていました。 サポートのDrであるプリさんが登場し、そのままドラムを引き継ぎます。 里沙さんはセンターのキーボードへ。Bsのなおとさんも入りスタート。

 MC 「こんばんは、平野里沙です。楽しんでいってください。」
 1. 青信号
    以前よりもテンポを落としているため、ガチャガチャした感じが無くなって
    いました。ちょっと鼻声かな、という印象。
 2. ビビデバビデブー
 MC 「改めまして平野里沙です。“HAPPY NOTE #3”たくさんお越しいただきまして
    ありがとうございます。1曲目、幕が開いて(お客さんを見て)泣きそうに
    なりました。最後まで楽しんでいってください。」
    ドラムはミッキーマウスに憧れて叩いてみたとのこと。蝶ネクタイの衣装から
    「くいだおれ人形みたいですが…」。
    「最後までゆるい感じでやっていくので、楽しんでいってください。」
 3. Repeat
 4. ビター
 MC 「開演のときにCMが流れたと思うんですけど、今日ニューアルバムが発売です。」
    レコーディングは間違えてもやりなおすことができるけれど、エンジニアの
    見えない圧力でとても緊張した、という話。
 5. 最後まで
    バラード。
 MC 「ソロで弾き語りを何曲かやらせていただきたいと思います。」
    ここでサポートの二人が下がります。
    次の曲は「ライブでやるのは2年振りかも」とのこと(私はライブで聴いたこと
    あります)。「昔作った曲だけど今も気持ちは変わっていません。」
 6. Recorder
    一番最初のCDの曲。アレンジ面で特に成長の跡が感じられます。
 7. 鬼ごっこ
    ややのどを絞めたような唄い方をしていました。
 MC 「次は震災で何かできないかと思って作った曲を。被災者だけでなく、
    苦しんでいる人、つらい思いをしている人に。」
 8. 一人じゃないこと
 9. 猫になりたい
    「ペット」を具体化したような曲でした。
 MC 「スターになりたいんです。苦しんでいる人を眠らせる存在になれたら。」
10. キラキラ
    やや抽象的過ぎるかも。唄い方にはしっかりとした芯が感じられます。
11. ヘッドライト
    この曲から再びサポートメンバーが入ります。
 MC 「バンドで新曲を。最近作る曲は切ない曲ばっかりだったのでハッピーな
    恋愛の新曲を。」
12. アニバーサリー
 MC 「盛り上がりゾーンにさしかかてまいりました。
13. HAPPY NOTE
 MC お客さんを立たせます。「タオルを持っている人はサビでぐるぐる回してください。」
14. サマーバケーション
 MC 「座っていただいて大丈夫です。」
    重大発表。来年3月にワンマンライブを行うとのこと。
    「音楽は出会いをくれます。」
15. 奇跡みたいなこと

本編終了。20:50頃でした。アンコールになります。
アンコールでも映像が映し出されます。今回はストリートライブなどでの
表情をつづったスライドショー。BGMは「歌手」でした。
映像が終わると里沙さんが一人で登場します。

 MC 「アンコールありがとうございます。ワンマンライブには不安がいっぱい
    ありました。これまでの人生の中でも一番がんばっていたんじゃないかと
    思っています。たくさんの人に来てもらえてうれしいです。」
    ストリートライブも精力的に行なって、つらいことも多かったということで
    思い出して泣いてしまう里沙さん。
    「これまで何もできなかったけれど、自分でやらないといけないので、
    ストリートの機材もそろえて自分で運んだり、パソコンを使って自分で
    フライヤーも作りました。iTunesでCDのタイトルが出るように入力したり。
    こうして人は強くなるんやなと思います。つらいこともあったけれど、
    やってきて良かったと思っています。でも、パソコンもできない方が
    かわいいし、強くなってお嫁にいけなくなったら誰かもらってください。」
E1. トンネルの向こう側
 MC 「笑顔でおわりたいので。」サポートメンバーを呼び込みます。
E2. Love&Peace
    イントロが終わっても唄い始められず(歌詞が出てこなかった)、歌詞を
    確認してスタート。

終演は21:11頃、その後ステージから客席をバックに記念撮影して終了。
21:15頃でした。
 サポートが入っていたこともあって全体的に安定しており、着実に成長 していることがわかる内容でした。バンドでのまとまりも良かったと思います。 細かく深いビブラートを使うようになったり、アレンジの工夫が感じられる ところも成長を感じさせます。良かったのは「ビビデバビデブー」「ビター」 「猫になりたい」など。低音域に若干不安なところもありましたが、唄い方も 良かったと思います。他のアーティストがやっているようなことは一通り やってみた、というような内容でした。今後はオリジナリティを追求しても 良いかも。また、代表曲といえる曲を明確にすると良いようにも思います。
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copyright かみと,2011