小林未郁さんのワンマンライブ“残さず食べてね第一夜”が心斎橋酔夏男で 行われました。裏テーマが“ファン感謝祭”となっています。お客さんは20人強ほどで 程よい埋まり具合となっていました。東京倶楽部水道橋店で行われたファン感謝祭と 同じように2部構成です。19時開演。

第1部
 1. 記憶ノ海
 MC 衣装を新調した。
 2. 一人遊び
 3. 毒
 4. 焙煎珈琲、挽き立てドリップ
 MC 2012年に参加した月刊NOMADでの曲作りについて。まとめて作ることもできたが、
    反動でずっと休んでしまった。季節を考えて作ったものの、その時期になったら
    書き直すこともあった。
 5. 地図のない街
 MC 「地図のない街」は唄うのが大変で酸欠になる。
 6. 萼
 7. 沈黙
 MC 
 8. 透明な青

第1部は19:45頃終了。第2部は20:05頃スタート。

第2部
 1. 桜の園
 MC 2012年のヨーロッパツアーについて。もともとはチェーホフをテーマとした
    国際芸術祭に 剱伎衆かむゐ などと参加したことがきっかけ。チェーホフを
    意識して芝居を観ていなかったけれど、淡々としたイメージがある。
 2. ご主人様
 MC 歌詞を憶えにくい曲がある。ノートに何を書いているのかと訊かれることが
    あるけれど、歌詞と唄い出しの音が書いてある。コードについては
    よくわからないまま今に至っている。ピアノの演奏は丸憶え。
 3. 剥製と散歩
 4. つまみぐい
 5. 女の幽霊
 6. 糸蘭~タガイニワスレナイ~
 MC 「拍手いらずのコーナーでした。」
    前回大阪でライブしたときに旭ポン酢を勧められた。おいしかったことも
    まだブログに上げられていない。
 7. パラレルパーティー
E1. 僕のお葬式

 終演は20:52頃でした。
 ファン感謝祭というだけあって、あまり唄わない曲や新曲をまとめて聴ける レアな内容でした。「記憶ノ海」は、すっと入ってくるイントロがオープニングに ふさわしい曲。「一人遊び」は太めの声でまくしたてるように唄います。一気に 小林未郁ワールド炸裂。今回初めて聴いた「桜の園」はア・カペラで唄い出し スキャットを多用していました。未郁さんの曲は展開が急変するものも多い上、 次の曲を連続して弾くこともあるので、途中で別の曲になったのかと思うくらい。 流れるイメージの同じフレーズを何度も繰り返す感じは渦を連想させるものでした。 「ご主人様」は犬の目線の歌。飼い主は自分(犬)に優しいけれど人殺し、という 内容です。途中で演奏が左手(ベース音)だけになるところがあり、弾き語りを 始めたばかりの頃に「ベース音は決まるけれどコードがわからない」と言っていた ことを思い出させます。「つまみぐい」は今の勢いを感じさせる力強い唄でした。 「女の幽霊」は和風な歌詞でしなやかな印象でした。「パラレルパーティー」は 滴がぽたぽた落ちるような前半部分で、後半との二面性を感じさせる曲でした。
 会場の関係で演奏がキーボードで、音がやや軽めだったのが気に入らないところ でしたが、唄は充実していてファン感謝祭にふさわしい濃厚さがある、 二面性、和風、食、生命のテーマをふんだんに盛り込んだ内容のライブでした。
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copyright かみと,2013