fumikaさんのワンマンライブ「VOICE OF POWER 2015」の追・追加公演が 鶯谷東京キネマ倶楽部で行われました。タイトルはアルバム『VOICE OF POWER』から きていますが、このアルバム、秀作です。私設ファンクラブらしい人たちが ライブを盛り上げるためのグッズを配ったり、スタッフがCDの予約を受け付けて いたりと、かなりにぎやかな客席。金曜日の夜ですが200人くらい入っていたと 思います。19:12開演。アルバム『POWER OF VOICE』の「prologue」をバックに サポートメンバーが登場。サポートはBs,Dr,Gt,Key。fumikaさんは白いマントの ような布をかぶって登場、その布の下はワンピース。

 1. ドアの向こうへ
 2. 消せない約束
 MC 羽織っていた布をとります。
    「改めましてfumikaです。こんばんは。」
    「皆さんと最高な夜を過ごしたいので、どうぞよろしくお願いします。」
 3. Round and Round
 4. True Colors(シンディーローパー)
    左側のステージ上部のスペースで弾き語り。バンドは入りません。
 5. オリビアを聴きながら(杏里)
    同じく弾き語りですが、バンドも入ります。
 MC センターに戻ります。
    「弾き語りをするようになって“うまくなりたい”と思ったけれど、それよりも
    “何かを伝えたいと思っていること”をライブから気付かされた。」
 6. 消えないよ
 7. たいせつな光
    曲終わりでいったん下がり衣装替え。紺色のノースリーブに水色のスカート。
 8. Little Happiness
 MC 「皆と踊りたいと思います。」とダンス指導。
 9. Moment
 MC 「集まってくれてうれしい。今日来てくれた一人一人との思い出があります。」
10. Story(新)
 MC 「元気に盛り上がってくれますか。」お客さんを立たせます。
11. アオイトリ
  〜泣きたい僕ら
  〜7days
  〜 Feel it
    1コーラスずつつないでいくメドレー形式。
 MC テレビ東京系「THEカラオケ☆バトル」で優勝できなかったことを
  土下座して謝罪。番組収録時にも土下座したようなのですが
    「(放送では)土下座は全カットでした。」
    「皆のことを愛しています。大好きです。皆がいるから唄えてます。」
12. Endless Road

本編終了は20:44頃。

アンコールの手拍子から、なぜかお客さんから花*花の「あ〜よかった」の
替え歌が起こります。インストアイベントでfumikaさんがカバーしているのは
知っていましたが、それでもちょっと変な雰囲気です。
それを受けてfumikaさんも「あ〜よかった」を唄いながら登場。
黒字に金色の蛇と思われるイラストが入ったツアーTシャツの改造版(?)。
ゲストの小笠原茉由さん(AKB48)を呼び込みます。二人で担当するNACK 5の
番組「まーちゅんfumikaの真夜中のウイウイ」の公開収録になります。
予め募集していた質問「相手の理解できないところ」で小笠原茉由さんは
fumikaさんについて、「爬虫類が好きなところ」「他人の腋のにおいが
好きなところ」と答えていました。質問を確認しようとしていたタブレット
不調のため、番組内でできた即興ソング「離婚ブルース」を披露、さらに
即興で「ショートケーキのお姫様」をア・カペラで唄っていました。
なお、唄うのは小笠原さんで、fumikaさんはボイスパーカッション。

サポートメンバーを呼び込んで最後の曲。
E1. akari(新)
    早々に歌詞を間違えたため唄いなおします。

 終演は21:25頃でした。
 登場時はやや硬い感じがあり、全体的にのどを絞ったような唄い方でした。 あまり声の調子はよくなさそうな印象でした。高音域の一部がファルセットに なっていたり、抑え気味に唄っているようでした。 それでも1曲目のサビは本来の伸びのあるパワフルな唄です。あれだけ唄えたら 気持ちいいだろうなと感じさせる迫力です。特にバラードでのスケール感は ミュージカル経験が活きているのかもしれません。
 ツイキャスではキーボードやギターの弾き語りを練習していましたが、 技術的には初心者レベルなので、かなりの危なっかしさがありました。 fumikaさんはシンディー・ローパーが好きということですが、声のタイプも よく似ています。
 小笠原茉由さんとのコーナーはなんともぐだぐだな感じで、どうやって 締めるのだろうと心配していたのですが、番組スタッフの「まーちゅん帰って」 のカンペでなんとかまとまったかな、といったところ。
 ステージから指摘されるほど元気な女性ファンがいたりして、全体的に アットホームな緩い感じがありました。
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copyright かみと,2015