岩佐亜由美さんと宗前すみれさんのツーマンライブを札幌KRAPS HALLで 見てきました。タイトルは“For us〜カウンターから飛び出して〜”です。 KRAPS HALLは立見で192名定員と書いてありましたが、椅子席が70ほどで 開演時にはほぼ埋まるくらいの客数でした。18:20にこの日のライブの 宣伝と思われる映像が流されます。スパイに扮する二人が登場したり、 20秒間で宣伝のナレーションを入れたりするものでした。
 18:30開演。二人が登場します。

セッション
 1. 待つわ(あみん)
 MC 「ようこそおいでくださいました。」
    「待つわ」をやろうといったのは宗前さんとのこと。

○岩佐亜由美
 MC 12/6で24歳になった。
 1. My Way
 MC 2017年に一度ツーマンライブをしている。19歳の頃に円山夜想でも
    一度ツーマンをしていて、今回で3回目。
    「熟年カップルを想像して書いた曲」
 2. 山ほど
 MC 誕生月ということで、今月の間、新曲のデモ音源を売ることにした。
    買ってもらえるかはこれからの演奏次第なので、気合を入れて。
 3. 始まりの空
  MC 2019年に一番唄ったと思う曲を。
 4. SYMPATHY

ここで宗前さんを呼び込みます。

セッション
 MC 以前のコラボでは演奏に参加してもらうくらいだったけれど、今回
    すべて唄ってもらう。
    レコーディングでこだわっていたところを宗前さんが同じように唄って
    くれていてうれしかった。
 1. ララリル(岩佐亜由美)
    宗前さんが唄います。
    岩佐さんのこだわりとはきっと、「見つけた」の「た」をファルセットで
    唄うところだと思います。「た」の音を抜くことで、事実を語る断定的な
    印象が消えて、心の中の声とか独り言のように感じられる唄い方です。
    追記:外れました。「ララリル?」と語尾を上げる部分だそうです。
 MC (宗前)「次は亜由美ちゃんが私の曲を唄います。」
 2. live(宗前すみれ)
    岩佐さんが唄います。
 MC (宗前)「自分の曲を他の人が唄うのは、思っていた以上に恥ずかしい。」

○宗前すみれ
 MC 高校生の頃から岩佐亜由美さんと切磋琢磨してきた関係で、コンテストなどは
    自分より先に取っていたので、いつも背中を追いかけていた。
    ここでゲストの川上れいさんをコーラスとして呼び込みます。
 1. 彩喜堂時計店
 MC アルバム「Violet Scene」では新しい自分を見せたいと思い、ポップな曲を
    入れている。令和元年で新しい時代を作っていこうという思いを込めて。
    さらにコーラスで岩佐亜由美さんを呼び込みます。
 2. スクリュー
    コーラスの二人はここまで。
 MC 好きなものの歌を。
 3. Virtural Reality
 MC VRが好き。「一緒にVRやろう、と口説かれたら落ちるかも。」
    被災地の復興のために活動をしている。縁が合って宮城県石巻の波板地区に
    行った。震災で流された船が奇跡的にハワイに漂着して、善意の人々によって
    戻ってきた。
 4. 波板の小舟の歌
 MC 日本中いろいろなところが被災していて、すべてのための活動をすることは
    できないけれど、縁が合って波板地区を応援することにした。被災された方は
    何かしてほしいということではなく、忘れないでいてほしいと思っている。

ここでゲストにコーナー、お笑いトリオのオレマカが登場。KRAPS HALLでは
笑RAPS(ワラップス)というお笑いイベントをやっているとのこと。
クリスマスにちなんだネタの漫才に2人もちらっとずつ絡みます。
さらにリアルShowRoomと題した映像が流れます。二人とオレマカの5人で
配信している風の設定。内容は5人が同い年で4人が亥年という話題でした。
岩佐亜由美さんは実家を出て札幌で一人暮らしを始めたということも映像の
中で話していました。

後半戦。二人が登場します。
ライオンキング(?)のミュージカル。
その後、再び歌に戻ります。岩佐さんが一緒に唄いたいと思った曲。

 1. ピエロチック(さかいゆうfeat.秦基博)
 MC (宗前)「待つわ」でも道化者という言葉が出てくる。
    KRAPSが(12月末で)閉館となることが発表され、(現在もKRAPS HALLの
    ドリンクカウンターに立つ宗前さんが)「最後のKRAPSライブ」と言っている
    人を見て焦り、自分たちも最後にライブをしたいと思った。
    今回のタイトル「For us」は、2年前の「For you」、お客さんを含めて
    「For us」で思い出にしたい、usは明日と欠けている。
 2. 僕たちの歌

アンコール。川上れいさん、オレマカも登場します。

E1. Shall we sing
    作詞は宗前さん、作曲は岩佐さんとのこと。

 終演は20:43頃。
 岩佐さんが初めてステージに立ったのがKRAPS HALLで、アルバイトで ドリンクカウンターに入るようになり、アルバイト追加の際に宗前さんを 誘ったとのこと。二人にとってKRAPS HALLは多くのきっかけをくれた場所 だったようです。
 内容についてですが、それぞれのステージは安定していて、まとまりも 良かったと思います。二人での練習があまりできなかったらしく、二人での ステージは少しバラつきが感じられました。 岩佐さんは日常の一コマのようにリラックスした雰囲気で唄っていました。 宗前さんは中低音域の声に力があります。
 全体的に、二人が慣れ親しんだKRAPSでやりたいことに挑戦した、そんな ライブだったと思います。 (余談)なんだか二人とも1960年代っぽい衣装でした。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,2019