アルバム

小林清美『STAY DIAMOND』(COCA-12082, 94/11/21, \2,800-)

セルフライナーノーツ

近すぎてそばにいて(作詩・作曲：伊藤薫編曲：萩田光男)
この歌は、「恋愛対象ではなく一番の親友関係でいた二人が、あるきっかけでお互いが他の何にも代えられない存在だという事に気づく」といった曲です。私にも男の子の親友がいますが、女の子の親友とはまた違って、とても頼りがいがあるし、安心感がありますよね。そんな気持ちが恋愛に発展する可能性は…あると思います。
会いたくて(作詩・作曲：小林清美編曲：水島康貴)
恋人達にとって永遠の時間一緒にすごす事は不可能です。遠距離恋愛や彼が仕事で忙しかったり、受験などさまざまな理由で「会いたくても会えない」ほど寂しい気持ちはつのります。そんな気持ちを素直に曲にしてみました。この曲を一番最後にレコーディングしたのですが、自分の作った曲なので、すぐレコーディングが終わるかなあと思っていたのですが、一番苦労しました。「こんな切ない想いってあるよね」って皆さんにも感じてもらえたらうれしいです。
ふりむいてくれたなら(作詩：高井美甫作曲：工藤崇編曲：岩本正樹)
ふりむいてくれたなら、どんなにか楽な気持ちになれるのに…… 好きで好きでたまらないのに、相手にとって自分は恋愛対象の内に入ってないんじゃないかっていう不安って感じた事ありませんか？何か行動を起こすきっかけがほしいのに……っていう女の子の気持ちを歌った曲です。
ACROSS MY MEMORIES〜季節の向こうへ〜(作詩：渡辺なつみ作曲：都志見隆編曲：若草恵)
本当に好きな人と別れた時、「悲しい」の一言だけじゃ言い切れない気持ちでいっぱいだと思います。でもそれは時間がたてば、いい恋をしてほど、良い想い出に変わるものです。まだ、想い出に出来なかったあの人を今日を境に想い出に変えてゆこう……そんな前向きな気持ちを歌いました。
明日を超えて(作詩：伊藤薫作曲：井上大輔編曲：若草恵)
「自分の夢、それぞれの道を歩むためには離ればなれにならなければならない、たとえ相手を深く愛しているとしても……」それぞれの夢に向かって自分の選んだ道を前進して行く、そんな二人へエールを送る気持ちで歌いました。ほら、自分が選んだ道に向かってがんばろうって、勇気がわいてくるでしょう？
いいのいいの(作詩：高井美甫作曲：都志見隆編曲：岩本正樹)
「友達の彼を好きになってしまった」そんな話はよく耳にしますよね。女の子同士ってあまり本音を出さなかったり、本音を出しても遠回しだったり、真剣に恋をしながら友情を保っていくのって、ナカナカ大変なんですよ。この曲を一番最初にレコーディングしたんですけど、アップテンポのこの曲は、あまり重たくならないようにという事と、初レコーディングのうれしさもあって、スタジオの中で踊りながら歌いました。
どんな強い風の中でも(作詩・作曲：伊藤薫編曲：若草恵)
私がデビューしたきっかけがこの曲を書いて下さった伊藤薫さんだったので、この曲にはとても愛着がありました。始めてこの曲を聞いた時、「ぼく」という言葉をつかった男の子の気持ちの曲だったのですが、メロディがとても美しくストレートだったので、詞と一緒にすぐに心に入り込んできました。すぐに好きになってしまった曲なので、デビューシングルになってとてもうれしかったです。
少しの雨なら濡れてみよう(作詩・作曲：伊藤薫編曲：萩田光男)
一人では解決できない事も、二人なら乗り越えてゆける。人を好きになる事でこんなにも自分にパワーと勇気がわいてくる……なんて恋の力って本当に不思議ですよね。小さな障害なら少しくらいぶつかったって平気だよって、自分にエールを送りながら、がんばろうという歌です。
いつか公園でランチを(作詩：川田多摩喜作曲：工藤崇編曲：水島康貴)
公園でワインとランチを楽しむ二人。フランス映画の主人公のように……なんていうのが理想でも現実は、寝癖のついた彼がビール片手におむすびをほおばる……。あ〜。でも好きになってしまえばそんな所も含めて、彼の全てが好きで好きでしょうがない。そんな女の子のかわいい気持ちを歌った曲です。ね、あなたもそうでしょう？
STAY DIAMOND(作詩：渡辺なつみ作曲：石川寛門編曲：若草恵)
いろいろな日々をくぐり抜けて二人で時間を刻んできた。悲しみも苦しみも分け合いながら、支え合って来た二人だから、こうして結ばれた。そんな輝きと、幸せを心に刻んでずっと持ち続けていたい……こうなる日を夢見て女の子は恋をするんですね。